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一つの可能性
筆者:七夜 仄


これは1つの可能性・・・
もし篠倉綾に顔剥ぎがとりつかず、もし式見蛍が篠倉綾に惚れていたら・・・
このおとぎ話はそんな1つの可能性の話。
IFの世界・・・

その日、僕は彼女に告げようと思いバイトが終わった後に彼女を待っていた。
「来たかな?」
「あれ、どうしたの?式見君」
「ん、ちょっとアヤに用があって待ってた」
「え。なにかな?」
「あ〜。ここじゃあちょっと・・・。公園にでも移動しないか?」
さすがにここで告げることができるほど僕は度胸があるわけじゃあない。
「うん、いいよー」
「よし、じゃあ行こうか」
そして近場にある公園まで移動し始めた。
その間、もう一度僕はこのようなことになるまでの経緯を回想していた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まず、先輩にランチの約束をはたすためにバイトをしろと言われたのが最初だ。
そして本当に本当に不本意ながら行くとそこにいたのは幼なじみであるアヤだった。
そのまま一緒に仕事をしている内に僕は、アヤといる時間がとても心地良いものだと思っていることに気がついた。
その感情が恋や愛と呼ばれるたぐいの感情であることも・・・。
それに気がついてしまってからは、家でユウと遊んでいるときも、学校で鈴音と話しているときもアヤのことが頭から離れなかった。
そして今朝家を出るときに決断した。
今日、僕はアヤに告白すると・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
僕が妙に真剣なのにアヤも気づいたのだろう公園までの間に話しかけられることはなかった。
そんな風に考えているうちに公園に到着した。
中に入り周りに誰もいないのを確認してから僕はアヤと正面から向かい合った。
アヤにも緊張が伝わってしまったのか、何だかもじもじしている。
そんなアヤの様子を見てふっと肩の力が抜けるのを感じた。
「アヤ・・・」
「式見君・・・?」
あらたまって言うとなるとなかなかに恥ずかしいが仕方がない。
「アヤ・・・うまい言葉なんて見つからないから、もう単刀直入に言おうと思うんだけど・・・」
「う、うん。な、なにかな?」
「アヤ、君が好きです」
「え?」
「付き合って、もらえませんか?」
「え?え?え?」
アヤは呆然としつつもびっくりしてしかし安堵したような複雑な表情を浮かべていた。
その時間は10秒だったのか10分だったのか。
その沈黙を破ったのはアヤだった。
「あははー。よかったー。安心したー」
「へ?」
「いや〜。式見君がとっても真剣だからいったい何かと思ってたんだよねー」
「えっと・・・」
「なんだー。こういうことかー。ある意味盲点だったなー。こんな簡単なことだったなんてー」
「その・・・」
「返事なんてずっと前から、それこそ子供の頃から決まってたよ」
「え?」
今度こそ僕は驚かされた。
「子供のころから・・・だって・・・」
「うん、そうだよ。私は子供のころからずっとずっと式見君のことが好きだったんだ。だから返事は、こちらこそよろしくお願いします。だよ♪」
僕はとても嬉しかった。
アヤが僕に答えてくれたこと、そして何よりも子供の頃からずっと僕のことが好きだとアヤが言ってくれたことに。
「アヤ、ありがとう。そしてこちらこそよろしく」
「うん。私もありがとう。式見君♪」

僕たちはその後ももっと話をしたくて僕の部屋に行くことになった。
・・・・・そこに悪魔がいることを知らぬまま・・・・・


Interlude   鈴音
「今日もまたケイは嬉しそうにバイトに行きましたとさ・・・」
「ユ、ユウさん?どうしたの?」
学校帰りに蛍がバイトに行き、二人になったとたんユウさんがポツリと呟くと同時にすさまじい負のオーラが辺り一帯を満たした。
「どうしたもこうしたもないよ!鈴音さん」
「だからいったい・・・」
「最近のケイおかしいよ。特にバイトに行くときなんてとても楽しそうにしているし」
たしかにそれはおかしいと思っていた。
「前はとってもいやがってたのにバイトに行くときになったらいやに楽しそうにしてさー!」
話しながら感情が高まってきたのかどんどんどす黒いオーラを出してるし、背中には鬼が見えている。
「まぁ落ち着こうよ。ユウさん。ほらもう私の家に着くしさ」
「う〜〜〜」
ユウさんはみたいアニメがあるとかで蛍がバイトに行っている間はたいてい私の家にいる。
だから私に文句をいえるわけなく黙るしかない。

数十分後・・・
「あ〜。おもしろかった〜」
その声に勉強していた私は顔を上げる。
「ユウさん。この後どうする?蛍のバイトが終わるまでまだ時間あるけど」
「んー。どうしよっかなぁ・・・」
すると突如ユウさんが悪魔のような微笑みをうかべた。
「ねぇねぇ。鈴音さんもケイのこと気になるよね?」
「え、それは・・・気になると言えば気になるけど・・・」
正直質問の意図がつかめなかったがとりあえず答えた。
最近は特に様子が変だったし。
「私もね、ケイがなんであんなに楽しそうにバイトに行くようになったか気になるんだよね〜」
そこでユウさんがニヤリとする。
「だから今からケイのバイト先に行ってみよう!」
「そ、それはさすがにまずいんじゃないかなぁ・・・」
「ふぅ〜ん。鈴音さんが行かないなら私だけで行くけど、それでもいいのかなぁ」
「私も行く!!」
気づけば即答していた。
「だよねぇ。さぁ、行こう」
うぅ、何だかはめられたような気がするよぅ。

電車に乗り、小声でユウさんと話しているときに急に後ろにいた人に話しかけられた。
「あんた、今、蛍とか言ってたけど式見蛍の知り合いか?」
その人はごく普通の青年だった。
「えっと。あなたは?」
「あぁ。すまない。ちょっと急ぎすぎたな。俺の名前は星川陽慈。都麦学園の3年生だ。」
「それで・・・その・・・私は確かに、け、式見君の友達ですけど。あなたは式見君の・・・」
「ああ!え〜と一応幼なじみ、だな。こっちに蛍が来てるってのは知ってたけどあいつ連絡よこさないから・・・」
うん、蛍ならそういうの怠りそうだ。
「だから会ってみたくてな。あいつの居場所、知ってるか?」
「え〜と。私も今蛍のところに行ってるんですけど・・・」
「お、そりゃ運がいいな、俺も。で、あー」
ん、あ、そっか。
「あ、すみません。私は神無鈴音といいます」
「ん、じゃあ神無さん。その、後ろの人も蛍の友達ってことでいいのかな?」
え?と思って後ろを振り返ると何とも形容しづらい顔で星川さんを見ているユウさんがいた。
「え!あなた、私が見えてるの?」
ユウさんも驚いているみたいだ。
「そりゃ、見えるもなにもそこにいるんだからさ」
「えと・・・私、一応幽霊なんだけど・・・」
「え、そうなの?まぁ見えるものは見えるんだからどうでもいいじゃないか」
星川さん適当すぎ。
だけど星川さんも幽霊が見えるとは。

そんなこんななうちに蛍がバイトしているところについた。
「あ、ちょうどバイト終わっちゃってるみたいだね」
そう言いながらユウさんがほら、と指さした先に蛍はいた。
なんだか人を待ってるみたいだ。
それに気づいたのかユウさんが物陰に隠れながら手招きしている。
「ほら鈴音さんも隠れる」
「う、うん」
いつの間にか星川さんも隠れていた。
何だか楽しそうに。
珍しく蛍の表情は真剣だった。
だからつい・・・そう、ついなのだ・・・私は言ってしまっていた。
「ちょっと蛍を見張ってみよう」
「うん!」
「いいぞ」
それにすかさずという感じで即答する二人。
うぅ、失敗したかも。

そのまま見張っていると店から誰かが出てきて蛍と話している。
女の子のようだけど・・・。
「あれ?あれは篠倉じゃないか」
「え?星川さんあの人見えるの?ってあの人知ってるの?」
「ん。ああ見えるぞ。そしてあの娘は俺と蛍の幼なじみだな」
「へ〜」
私もよく見えないや。
「ああ、篠倉綾。都麦学園の2年生だな。当然付き合いは俺より蛍のほうと長い」
星川さんは私とユウさんの不機嫌オーラに気づかないで話している。
あ、ユウさんが動いた。
「幼なじみ、ねぇ。今ちょっと上空から見てきたけどとってもかわいい娘だったしねぇ・・・」
はやっ!
いったいいつの間に見てきたのか。
しかも、言ってて悲しくなったのか語尾が弱まってるし。
「あっ!ケイたちが移動し始めた。追うよ!」
立ち直りも早いなぁ。
ユウさん、星川さん、私の順番で蛍をつけていった。
「このまま行くと公園みたいだね」
ユウさんが飛んで、行き先を教えてくれた。
「公園ならいくらでも隠れることができるな」
星川さんも何だか熱くなっている。
うぅ。言い出しっぺなだけに止められないよぅ。

で、公園の中で二人が立ち止まったのを見ながら私たちは近くの草むらに隠れた。
蛍からは見えないけどこっちからは見えるし、声も聞けるというベストな場所。
「ケイ、どうしたんだろ。こんなところに来て」
「そうね・・・けど・・・もしかして・・・」
「鈴音さん!なにかわかったの?」
「うぅ〜ん。認めたくはないしなぁ・・・。でもそうとしか・・・。でも蛍がまさかねぇ・・・」
「り、鈴音・・・さん?」
「へ?あ、な、なに?」
「え〜と・・・。あ!話し始めたよ」

「アヤ・・・うまい言葉なんて見つからないから、もう単刀直入に言おうと思うんだけど・・・」
「う、うん。な、なにかな?」
(まさか!蛍・・・)
「アヤ、君が好きです」
「え?」
「付き合って、もらえませんか?」
「え?え?え?」
((ええ〜〜〜〜!!))
(鈴音さん!大変だよ、これは)
(う、うん。けどもしかしたら断るかも・・・)
(そんなことはないと思うけどねぇ)
そういうふうに悲しそうに「裏切り者ぉ」と呟いている星川さんそっちのけで話しているといつの間にか最後になっていた。
「うん、そうだよ。私は子供のころからずっとずっと式見君のことが好きだったんだ。だから返事は、こちらこそよろしくお願いします。だよ♪」
ふらっ!!
(か、神無さん、ユウさん。大丈夫か?)
(ああ・・・蛍が蛍が・・・)
(ケイィィィィ〜〜〜〜〜)
「行くぞ!」
星川さんが危険を悟り私とユウさんを引っ張りながら言った。

蛍たちに見つからないように走り続け、電車に乗ったとたん私たちは我に返り、そのままどんよりとした空気が流れる。
「ねぇユウさん」
「なに?鈴音さん」
「私、今から蛍の部屋に行ってもいいかな?」
「いいよ」
「あ、俺も行っていいか?ちょっと蛍に言いたいことができてな」
今気づいたが私たちほどじゃないにしても星川さんもさっきので相当いろいろなモノをためてしまったみたいだ。
「「どうぞ、どうぞ」」
私とユウさんの声がきれいにユニゾンした。

Interlude out


「へ〜。ここが式見君の家か〜」
「ま、汚いところだけど入って」
言いつつドアを開けると、
「ケイ〜〜〜〜〜」
「蛍〜〜〜〜〜」
「・・・・・・・・・」
髪を逆立てた鬼幽霊と、とても禍々しい氣を放つ鬼巫女と、悲しそうな顔でにらんでくる幼なじみがいた。
バタン!!!!!!
「今のはなにかの見間違いだ。そんなはずない。そんなはずない!そんなはずない!!」
中の様子に気づかなかったアヤが「どうしたの?」と声をかけてくるが僕は自己暗示に必死で答えることができなかった。
しかし現実はそう甘くなかった。
「ケイ!!!」
「蛍!!!」
「・・・・・・」
2匹の鬼と1人の悲しげな人によってドアは開けられ、僕は手荒に、アヤは丁重に部屋に連れ込まれた。
「え〜と。ユウ・・・さん?鈴音・・・さん?そして、陽慈?」
「とりあえずそこに座って、蛍」
と座布団もなにもない床を指さされる。
こっちの言葉は無視ですか?
「ア、アヤ。なんかすごいことになりそうだから、今日は帰ったほうが・・・」
「けど式見君。なんだか私にも皆、用があるみたいだよ・・・」
言われてみると確かに僕に、というより僕たちに用があるという感じだ。
僕の扱いの方がひどいけど・・・。
「そうみたいだな。ならアヤも座って。それでこの人は神無鈴音。僕のクラスメートで友達だ。で、陽慈は・・・分かるか。ってなんで陽慈がここに?」
ユウはアヤには見えないからか黙ってにらんでいる。
僕はつい聞き忘れていたことを聞くが、
「蛍。今はそんなことよりも」
一蹴されてしまいました。
はぁ、死にてぇ。
「それで蛍。いろいろと説明してほしいのだけど、まず蛍は・・・その・・・」
そこまで言って鈴音は顔を赤くして黙ってしまう。
「なんだよ?いったい」
僕の言葉でようやく我に返ったように鈴音は早口に言った。
「蛍は本気で篠倉さんと付き合う気なの?」
「へ?」
僕はどうしてついさっきのことを鈴音が知っているんだ?と思ったがとりあえず言うべきことは1つだけなので恥ずかしかったが
「もちろんだ。僕はアヤが好きだからな」
言い切った。
隣でアヤが真っ赤になっているがそれは僕も同じだ。
恥ずかしすぎる。
そんなこっちの様子を見ながら鈴音とユウは呆然としていた。
ちなみに陽慈は僕の言葉を聞いたとたん部屋の隅で体育座りしだした。
そして数分後再起動した鈴音とユウは突然言った。
「ごめんなさい篠倉さん。私たち、ちょっと蛍に話があるから先に帰ってもらってもいいかな?
口調こそ疑問系だが逆らえない何かがその言葉にはあった。
「え?あ、うん。わかった」
アヤがそう言いながら立ち上がり僕のそばを通るときに僕だけに聞こえるように、
「よく分からないけどがんばってね♪」
と言った。
僕はこれからのことを思うとアヤに乾いた笑顔を向けることしかできなかった。
「それじゃあ。おじゃましました〜」
アヤが出ていったのを確認すると鈴音はドアに鍵をかけた。
それを見ながら僕は言った。
いい加減気になっていたのだ。
「さて、それじゃあどういうことか説明してもらおうかユウ、鈴音。そして陽慈」
そんな僕の珍しくいらだった声に驚いたようにユウがポツリポツリと話し始めた。

僕のバイトを見ようと思って行ったこと。
そこで偶然僕とアヤが話しているのを見つけ後をつけたこと。
そして僕がアヤに告白するのを聞いてしまったこと。

「それで先回りして僕の家に来て確認しようとしたのか」
こくりと力無く頷く3人。
最初の頃こそすごい剣幕だったが、今はもう3人ともすまなさそうにうなだれている。
しかし、もう少し早ければあの恥ずかしいバイト衣装を見られたのかと思うと背筋を寒いものが走った。
運は絶対に悪かったがある意味ではよかったのかもしれない。
ならもうそのことを掘り出されるよりは・・・。
などと考えている僕をどうとったのか3人は目を見合わせて同時に、
「ケイ(蛍)ごめんなさい!」
謝ってきた。
しかも土下座のおまけ付きで。
「ケイのバイト先に勝手に行ってそのまま後をつけたりして・・・」
あぁ、もう。
3人してそんな風にされたら・・・。
「確かにバイト先に勝手に来て、しかも告白する場をまで見たことは怒ってるよ。もちろんね。でもね、もうすんだことだし、これで終わりにしよう」
そう言って僕は3人の頭に軽く・・・といっても結構な力を込めたが・・・それぞれ1発ずつチョップをした。
ビシッ!
「いたっ!」
ビシッ!
「あうっ!」
バキッッ!!!
「てっ!!」
ユウと鈴音が軽く痛がりながらも僕の目を見ながら言った。
「「ありがとう」」
それを聞いて僕は気が抜け、疲れたなぁ。などと思っていると横からいきなり低い声が聞こえてきた。
「〜〜〜〜っ蛍!俺だけ妙に強く叩いただろ!」
「あぁ、そういや陽慈もいたっけ」
「あの勢いで叩いておいてそれはないだろ・・・」
「陽慈がどうやって鈴音たちと出会ったのかはさっきので分かったから。もう帰っていいよ」
「蛍・・・。おまえ俺に対してだけ冷たいな・・・」
などと話していると突然
バタン!!
ドアが開き1人の女性が入ってきた。
「聞いたぞ後輩。篠倉綾と付き合うことにしたそうだな」
「先輩?ってドアには鍵が・・・」
「ふむ、そこにつっこむとはさすが後輩だな。なに、ピッキングしたまでだ」
もうなにも言いたくないがこれは聞かないと。
「どこでその情報を手に入れました?」
「かわいい後輩の様子でも見ようと思って来たらそこでアヤと出会ってな。いろいろと聞かせてもらったぞ」
きっとこの人は無理矢理アヤから聞き出したんだろう。
「とりあえず僕は元気がないです。はい。これでもういいでしょう?もう帰ってください」
言ってさっさと追い返そうとしたが先輩は僕の耳元でポツリと言った。
「後輩よ。君とアヤを再び巡り合わせてくれた人にその態度はないのではないか?」
「な!!」
わざと考えないようにしていたが確かにそうだ。
先輩が悪ふざけでアヤとバイトをさせていたから今の僕とアヤの関係がある。
つまり先輩は大恩人ということになるのだが・・・。
「それは分かっています。ありがとうございました」
後ろで3人がびっくりしている。
そりゃそうだ。
急にお礼を言い出したんだから。
くそう。
先輩はそうなることが分かっていたのだろう。
「うむ。素直なのはいいことだぞ、後輩」
「・・・」
「それにしても小腹がすいたなぁ。のども渇いてきたし」
この人は・・・。
僕は頬を引きつらせながら答えた。
「わかりました。どうぞ上がって待っていてください」
「うむ、くるしゅうないぞ」
仕方がないのでお茶とお菓子を用意した。
せめてもの抵抗としてお茶はものすごく濃く熱く入れておいたが・・・。

「それで巫女娘とユウはこれでいいのか?」
先輩がポツリと尋ねたのは、みんなでお茶を飲み少し落ち着いた頃だった。
鈴音とユウは最初ポカンとしていたが言葉の意味を理解すると頬を真っ赤にしながら、しかし顔は赤らめた様子で言った。
「確かに少し嫌ですけど、蛍が決めたことですから・・・」
「私も鈴音さんと同じ・・・」
僕は全く意味が分からないのでただ聞いているしかない。
「だから私は応援したいと思います」
「うん、そういうこと」
先輩は何かを納得したように何度か頷くと言った。
「よく分かったが・・・なんだ、存外に潔かったな」
何だか分からないが3人だけで分かり合っているみたいだ。
そのまま3人はいろいろなことを話し始め、手持ちぶさたになった僕と陽慈はゲームを始めた。

そのまま夜はふけ・・・
ユウ以外はみんな帰っていった。
だいぶ遅い時間だがまぁあの人たちなら大丈夫だろう。
さて僕もそろそろ寝よう。
僕はアヤのことを考えるだけで色づいていく世界を見ながら眠りについた。
今夜はユウもじゃましてこないみたいだしよく眠れそうだ・・・。



あ・と・が・き
はい、長編とも中編とも下手したら短編じゃないか?という微妙な長さのグダグダ小説でした。
何だか書くほどに「次どうしよう・・・」って感じになった困りました(笑)
シリアス主体っぽいものに結局なってしまって・・・。
もうこうなったら笑うしかないですね。
あははー、と。
作者的にはもっと書きたかったのですがこれ以上このままでは続けれませんorz
や、でもアヤは好きですからこの話のアフター的なものを短編とかで書くかもしれませんのでお許しを。
ではまた次作でお会いできることを願いつつ。


公開:2007/05/03

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